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今年もよろしくお願いしますです~
【解説】アプローチ ①72歳の女性
②右眼の歪視と視力低下→この段階で黄斑疾患をもっとも疑う
③約1か月前から右眼が見えにくく、線がゆがんで見える
④左眼にも同様の症状があるが、右眼に比べると軽度
⑤右 0.1 (0.2 × -0.75 D),左0.7 (0.9 × -0.50 D)
診断名 加齢黄斑変性
a × 通常は眼痛/眼球運動痛を伴った急性の中心視力低下で発症する。
b 〇 高齢者、歪視、左右差のある両眼視力障害から最も考えられる。
c × 両眼発症はないではないが、通常は中心の光(スリット光)が
砂時計状にくびれて見える。黄斑円孔にしては左眼の視力障害が
軽度である。
d △ 両眼発症例は稀だがみられうる。合併する嚢胞様黄斑浮腫の程度如何では
視力の左右差も起こりうる。設問文のみでは除外困難であろう。
e × 通常は急性の視力低下。歪視を自覚することはまずない。
正解:ベストアンサーはbだが、dの可能性を否定できない。
いきなりグレーな選択肢設定です。今回はコロナ禍の影響で、例年のように
充分なブラッシュアップが行われたかどうかは分かりません。よって
例年以上に荒れる予感が個人的にはしますが、果たして・・・
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