aかeだと思いますが、どっちと言わせたいのでしょう？ぱっと見で手術適応がありそうなので、遠隔転移の検索は必須ですが、肺機能が悪すぎれば手術にはいけないので・・・腹部エコーだけだと不足、ということなのでしょうか？

正確な大きさはスケールがないのでわかりませんが、周りの構造と比較すると、腫瘍の充実成分径≦3cmでしょうから、T1N0M0の肺腺癌となり、手術の適応です。

次にどのような手術にすべきか、すなわち肺葉切除でいいのか、または縮小手術を検討すべきかを決めていきます。そのためには呼吸機能検査が必要です。そもそも呼吸機能が悪すぎる場合手術が出来ないです。なのでaだと思います。

FDG-PETは肝臓にも生理的に集積するので肝転移を探しに行くのか？！と魔が差しました。
せめてPET/CTにしてくれれば…

術前検査でa

腺癌なのにわざわざ喫煙歴があることからはCOPD等による肺活量の低下を疑います
このまま肺葉切除して酸素化不良となっても困るので、呼吸機能検査で縮小手術でいくかそのまま肺葉切除できるか、呼吸リハの必要性などもろもろを決めたいです

小細胞癌なのか非小細胞癌なのかでオペ適応変わると思ってそれを調べる方法の一つとして、b.腫瘍マーカーだと思ったのですが…。

>>6
腺癌だと診断付いていますし。このStageなら小細胞肺癌であっても手術です。

aですな。手術。心エコーも必要。

正解：a
肺癌診療ガイドライン　CQ21．M因子診断のために，必要な検査は何か？
→FDG-PET/CT，頭部造影MRIを行うよう推奨する。
遠隔転移の検索において，FDG-PET/CTは造影CTに比べ感度・特異度が高く，FDG-PET/CTによる遠隔転移診断の感度が77～100％，特異度が93～100％との報告や，肝，副腎での陰性的中率が95％，骨では90％との報告がある。PET陽性ならば偽陽性を考えて、肝エコー、MRIなどの追加も考えられます。
　CTとPETで、この症例ではT1N0M0となり、手術適応と考えられます。
同ガイドライン、非小細胞肺癌の手術適応CQ1から、術前呼吸機能・循環機能をはじめ，総合的に評価・検討を行うよう推奨する、とあり、スパイロメトリー、心電図検査を行います。心エコーは必要に応じて行われると思います。