TOP 第111回 国試速報掲示板 A問題 111A-24

A問題

タイトル:111A-24 コメント数:7

111A-24111A-24A111A-24B

2: 神代あすか   

結論から言いますと、
診断は左加齢黄斑変性(AMD)で、
抗VEGF薬硝子体内注射の適応と考えられます。
カラー眼底写真では中心窩を含めて4乳頭径大の
出血および滲出斑を伴った円盤状病変がみられます。
光干渉断層計(OCT)では、中心窩領域に網膜浮腫はあります。
AMDの基本病理は脈絡膜新生血管による網膜色素上皮(OCTでは
一番下の太い白線で示されます)剥離なのですが
OCT上でははっきりしません。が、よくみると中央の影になっているところで
わずかに白線が感覚網膜側に浮いているのがみられます。
少なくとも糖尿病黄斑浮腫(回答bが適応となりうる)との鑑別が必要なので、
典型的に色素上皮剥離のある部分を提示するか
インドシアニングリーン蛍光眼底造影検査写真を提示する配慮は
必要だったかもしれません。

正解. c

3: 774   

cと思います自信ありません.眼底鏡は黄斑の萎縮と,網膜下出血.OCTでは網膜と網膜色素上皮の間に間隙が出来ている様子と考えます.iPS細胞による治療が出来そうと話題になっていた気がしますが,脈絡膜の新生血管造成を止めるための抗VEGF抗体療法がスタンダートかと.

4:   

サマライズKSR的中問題
C

6: 神代あすか   

>5番様

ご指摘のように本問題の症例は黄斑部浮腫のカテゴリーには含まれます。
要は黄斑浮腫の原因が問題なのです。
引用されたweb画像の正式な病名は嚢胞様黄斑浮腫(CME)で、
先述した糖尿病黄斑浮腫、網膜静脈閉塞症、白内障術後、
ぶどう膜炎、(稀ですが)網膜色素変性症にみられ、その病態メカニズムは
網膜細小血管や毛細血管の血管壁透過性の亢進によります。
その場合は脈絡膜新生血管が病因である加齢黄斑変性とは異なり、
OCTにおける網膜色素上皮のラインの乱れ(つまり網膜色素上皮剥離)は
生じません。先に申し上げましたがこの問題は画像設定に難がありますので
CMEが治療適応となりうるステロイド薬硝子体内注射(選択肢b)や
硝子体手術(選択肢e、ちなみにDMEのみ適応が認められています)と
割れてしまっても致し方ないと思います。

7: resp   

cかと思いました。


 
番号 タイトル コメント数  
1 111A-1 33 注目
2 111A-2 12 割問 注目
3 111A-3 10 注目
4 111A-4 12 割問 注目
5 111A-5 10 注目
6 111A-6 4
7 111A-7 10
8 111A-8 5
9 111A-9 7
10 111A-10 10 割問
11 111A-11 7
12 111A-12 7
13 111A-13 7
14 111A-14 11 注目
15 111A-15 4
16 111A-16 18 割問
17 111A-17 5
18 111A-18 5
19 111A-19 9
20 111A-20 5 チョイ割
21 111A-21 6
22 111A-22 10 割問 注目
23 111A-23 8 チョイ割
24 111A-24 7
25 111A-25 5
26 111A-26 17 割問 注目
27 111A-27 16 注目
28 111A-28 6
29 111A-29 13 チョイ割 注目
30 111A-30 8 チョイ割
31 111A-31 8
32 111A-32 6
33 111A-33 6
34 111A-34 7
35 111A-35 11 チョイ割 注目
36 111A-36 9 割問
37 111A-37 5
38 111A-38 6
39 111A-39 6
40 111A-40 8
41 111A-41 12 チョイ割 注目
42 111A-42 14 チョイ割 注目
43 111A-43 18 割問
44 111A-44 5
45 111A-45 12 割問 注目
46 111A-46 8
47 111A-47 7
48 111A-48 10
49 111A-49 5
50 111A-50 5
51 111A-51 8
52 111A-52 7
53 111A-53 8 割問
54 111A-54 8
55 111A-55 6
56 111A-56 6
57 111A-57 7
58 111A-58 7 チョイ割
59 111A-59 9 チョイ割
60 111A-60 6
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