e

高眼圧であり、著明な陥凹拡大（陥凹乳頭比は0.90～0.95）、
乳頭辺縁部（リム）のノッチングがみられます。
写真では見にくいですが網膜神経線維層欠損（右眼は上耳側、左眼は上耳側
および下耳側）があり、Goldmann視野の障害とも一致しています。
前房および隅角に異常の記載がないため、
狭義の原発開放隅角緑内障と診断されます。
緑内障の唯一の治療エビデンスは眼圧下降であるので、
眼圧下降点眼薬を選択することになります。
縮瞳薬（ピロカルピン）は眼圧下降作用は弱く、
長期投与による副作用（虹彩後癒着）が問題になり、実用的ではありません。
β遮断薬は眼圧下降効果は強いですが、問題の症例では喘息＋のため、
禁忌薬とみてよいでしょう。
したがって初回単剤治療としては
眼圧下降効果が（ウノプロストンを除いて）最も強く、
かつ全身副作用の懸念が最も低いプロスタグランジン関連点眼薬が
最適であることになります。

正答．ｅ

眼圧から緑内障、つかうのはc,eだが、喘息あるのでeだと思います。
a,dは緑内障を悪化させるので、禁忌の香りがします。

縮瞳ダメかぁ。c, dは意外と禁忌判定されませんから踏んでも気にしないで。

縮瞳薬がダメな理由がわからないんですけど、１bestでeってことですか？

加藤先生ありがとうございます！
迷いなくプロスタグランジン選べました！！

ピロカルピンと書いてくれれば選ばなかったのだけれど

＞縮瞳薬がダメな理由がわからないんですけど、１bestでeってことですか？

治療薬として必ずしもダメというわけではありません。
緑内障の初期治療は点眼による眼圧下降ですが、
原則まず単剤使用から開始し、効果が不十分であれば
他剤への切り替え、もしくは追加という投与法になります。
この症例はかなり進行した（末期に近い）緑内障性視神経症で、
しかも高眼圧、かつ年齢も若いことから目標眼圧を10mmHg台前半に
設定したいところです。
したがって眼圧下降効果の強いプロスタグランジン関連薬か
β遮断薬（喘息＋なので出せませんが）を第一選択薬にします。
縮瞳薬の眼圧下降効果は前二者に比べて極めて弱いので
少なくとも第一選択としては使えません。

緑内障の視野が出てプロスタグランディン関連薬を選ぶのが加藤先生の予想のまんまでした！

これまでたくさん緑内症治療薬を選ばせる問題が出てきたので、そろそろ開放隅角の第一選択薬がピンポイントできかれると思っていたら出たので震えました。
e

POAGと診断しましたがaにしてしまいました、、
禁忌判定になるでしょうか？
誰かご教授お願いします！