【解説】別図Aでは黄斑中心窩に小円形の色調変化がみられ、この時点で
　　　　黄斑円孔か、網膜前膜（黄斑上膜）に続発した偽黄斑円孔の
　　　　どちらかに絞られます。別図BのOCTでは、中心窩では感覚網膜が
　　　　運河状に欠損し、上側の網膜内層はその両側の後部硝子体膜（細い
　　　　線状）に牽引され、それに伴って周囲の網膜内層に浮腫が
　　　　生じています。Gass分類3度の黄斑円孔です。
　　　　基本的には黄斑疾患で最も自覚する症状は「変視症」と
　　　　認識すればよいかとおもいます。精査すれば色覚異常の自覚も
　　　　ありますが、変視症ほどの頻度ではありません（ジストロフィで
　　　　自覚する場合が多い）。

ａ ×
ｂ ×
ｃ 〇
ｄ ×
ｅ ×

正解：ｃ