Ⅰ度房室ブロックではQRS波が欠落しないと思います。

そもそも自覚症状を伴っている時点で病歴からもⅠ度はやや否定的ですし、Ⅰ度ではp波がQRS波を伴うというのが条件だと思います。
Ⅱ度以上の房室ブロックがⅠ度房室ブロックの基準を満たすのは定義を考えればあり得ることですので、「PQ間隔の延長かつ、QRS波の欠落なし」がⅠ度房室ブロックの条件かなと。

またp波とt波が重なってることに関しては、
p波が心房興奮、t波が心室の再分極を表していると考えると、心房興奮と心室の再分極のタイミングが重なることに関しては別に問題ないのかなと思います。

循内6年目さんのおっしゃる通りdでいいのでは。