b.

b

ｂ：SCLCは原則opeせず、ケモやラジ．PS0-1ゆえケモ可能．多発転移ゆえ、ケモ．

テセントリクの適応が進展型の小細胞肺がんに拡大されてのでeもする？

呼吸器内科医です。小細胞肺癌では遺伝子検査やPD-L1の測定は保険上認められていません。肝転移がありstageⅣなので薬物療法→bですね

ｂ

ガイドラインに
全身状態良好（PS 0-1）な進展型小細胞肺癌に対する一次治療において薬物療法は勧められるか？
推 奨
プラチナ製剤/エトポシド併用療法＋PD-L1阻害薬の併用治療を行うよう強く推奨する。
って書いてあるからeにしたのに！泣いた

つまり測定しなくても使えるということ？？

b
スモールだからね

除外されそう

生兵法は大怪我の基
シンプルに小細胞癌→ケモでおわり
あと最近の国試は保険適応を結構重要視してるっぽい

例えばテセントリクの適応だと
・PD-L1陽性の非小細胞肺癌における術後補助療法
・進展型小細胞肺癌
なので、非小細胞肺癌ではPD-L1の陽性陰性を確認するけど、小細胞肺癌では検索がいらないのね
ガイドライン上も非小細胞肺癌にはいろんな遺伝子検索をしてー、みたいな書き方してるけど、小細胞肺癌はシンプルに「これ使え」なノリ

がんが見える　を読んでる限りだと、進展型肺小細胞肺がん　には免疫チェックポイント阻害剤は使える、というか、使えるかどうかで薬物療法のレジメンが変わると記載されてます。
が、免疫チェックポイント阻害剤が使えるかどうかの判断を非小細胞癌のように厳密にどのくらいPDーL1を発現してるかとかまで調べるのか、そうではなくて年齢とかPSとか間質性肺炎の有無とかの総合的な判断でOKなのかは調べてもわかりませんでした。
問題文から気管支鏡検査で取った細胞はあるから染めようと思ったら染めれそうな気がして自分はeを選びましたが、なんか保険適応の話とかを聞くとモヤモヤは残りますが普通に抗がん剤治療が正解な気がしてきますよね。

ただ、もしPDーL1の発現状況を調べるとすると、一次治療を始める前な気がするから出題者の考え方次第で答えが変わってきそうな気もします。

ED-SCLCの1st lineを年間20例程度入れています。これはbです。SCLCはPD-L1を調べる必要がないので、ROSE併用して細胞診だけでさっさと内視鏡終わることもよくあります。