ｄ
他は高いといえどそこまでひどくない印象。高カルシウム血症による中枢神経症状が最も疑われます。

d
低アルブミン血症があるとアルブミンに結合するCaまで少なくなります
そのため補正Ca濃度＝（Ca濃度+〔4-Alb濃度〕）を計算します。

bにしてしまいました。
糖尿病による高血糖で血管内浸透圧が上がり、脳浮腫を起こしたと思いました。
舌と皮膚の乾燥もあるし、興奮性の精神症状も高浸透圧性脱水で説明がつきます。
必修にしては凝った考えさす問題を出すなー、と思って解いたのですが、考えすぎたのかもしれません。

dにしました。
Posm計算しても307ですし、素直に補正後Caが13.7もあるので。

b

year noteによると
軽度高Ca血症（12mg/dl以下）ではほとんど無症状か、あっても脱力感や易疲労感。
高度高Ca血症（14mg/dl以上）では傾眠や意識障害などの中枢神経症状を呈する。
本例ではCa値が13mg/dlとぎりぎりのラインなので△。

HHSの可能性が高いと思います。HHSは先行して腎不全が起こることが多く、最近指摘された腎機能障害（+高血糖）の病歴に一致しますし、皮膚・口腔粘膜乾燥も言語障害（意味不明な言動）、精神障害もHHSにピッタリきます。

bとdで大変迷いましたが、迷ったら画像・検査値を見るのではなく患者を見ろという基本に立ち返りました。必修は病歴・症候・身体診察。KSRの言葉が頭をよぎり、思いっきり検査値を切って、bにしました。

孝志郎、俺はあんたを信じたぞ

素直に補正Ca値をみたらd。
14以下なら違う、なら13.7は大丈夫？
血糖高くないけどHHSだ！　→じゃあインスリン使うの？この血糖でどれぐらい？

悩んだら主訴に帰れ、それは間違いない。
でもこの患者でHHSは積極的に疑う根拠なし。そもそもカルシウム濃度で症状判断するなら、浸透圧310くらいしかないのにHHSを判断する意味がわからない。
そんなんだと孝志郎先生が可哀想だ。

これでHHSはあてつけでしょう
d