cかと思います。

偽性副甲状腺機能低下症
副甲状腺ホルモン（parathyroid hormone: PTH）分泌は保たれているにもかかわらず、標的臓器のPTHに対する先天的不応性により、低カルシウム血症や高リン血症などの副甲状腺機能低下状態を呈する疾患の総称である。

どれも正しいから正解がないと思います。不適切問題かと。

UpToDate に以下の記述があります。
■The presentation of ACTH deficiency is almost exclusively that of the resulting cortisol deficiency. There are two important clinical distinctions between cortisol deficiency due to ACTH deficiency (secondary adrenal deficiency) and cortisol deficiency due to adrenal disease (primary adrenal insufficiency) with a secondary increase in ACTH release

•ACTH deficiency does not cause salt wasting, volume contraction, and hyperkalemia because it does not result in clinically important deficiency of aldosterone.
•ACTH deficiency does not result in hyperpigmentation.

鉱質コルチコイドは保たれている事が多いので高カリウム血症は来さないようです。
また、下垂体前葉機能が低下する病態でもACTHは生命の維持に一番大切で、最後まで残る傾向が強く他の系統に比べ、保持されやすいです。

cは副腎皮質機能低下症とのひっかけかと
アルドステロンはRAA系の支配を受けているのでACTHの低下では影響を受けません

■iCrip管理委員会■
cが多いですが、d、次いでbの回答も多いようです。

b:偽性Bartterで低Ｋはむしろ必発
d:偽性副甲状腺機能低下症→Ca↓P↑と二次性のPTH↑を示す
c:ACTHの分泌は比較的最後まで保たれやすく、またその症状も高Kよりは低Naとして現れる

らしいよ

97G-96では「汎下垂体機能低下症で低Na血症が生じる」つまり下垂体機能低下でアルドステロン作用も影響を受けるという解答で釈然としなかったのですが、この問題ではアルドステロン作用は影響されないということでスッキリしました