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第120回 国試速報掲示板
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A問題
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120A-11
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返信先: 120A-11
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reviewブックに、機能性月経困難症は、プロスタグランディンによる子宮平滑筋の過収縮(が原因)とありましたので、AIに、 「機能性月経困難症にプロスタグランディン合成阻害薬は有効か」と聞いてみました。 はい、機能性月経困難症に対してプロスタグランジン合成阻害薬は非常に有効です。機能性月経困難症(primary dysmenorrhea)の主な原因は、月経時に子宮内膜から過剰に産生されるプロスタグランジン(特にPGF2α)による子宮の過剰収縮と虚血です。これが強い痙攣性疼痛や随伴症状(下痢、悪心など)を引き起こします。プロスタグランジン合成阻害薬(主に非ステロイド性抗炎症薬:NSAIDs、例:ロキソプロフェン、ジクロフェナク、イブプロフェン、ナプロキセン、メフェナム酸など)は、シクロオキシゲナーゼ(COX)を阻害してプロスタグランジンの産生を抑えるため、病態の根本に直接作用します。主な有効性データ(日本国内および国際的な信頼できる情報源より)日本産婦人科医会や多くの産婦人科クリニック・ガイドラインでは、NSAIDsを機能性月経困難症の第一選択薬と位置づけています。 有効率は約80%(日本産婦人科医会)と報告されており、痛みが強くなる前に(または痛みを感じたらすぐに)服用することで効果が最大化します。痛みがピークに達してからではすでにプロスタグランジンが大量に産生されているため、効果が弱くなることがあります。 国際的なCochraneレビュー(2015年更新)でも、NSAIDsはプラセボに対して有意に優れた疼痛緩和効果を示し(OR 4.37)、中等度〜高度の痛み軽減が得られる割合がプラセボの約18%に対してNSAIDs群で45〜53%に上昇するとされています。 多くのRCTでNSAIDsがプラセボやアセトアミノフェンより明確に優位であり、第一選択として広く推奨されています。 注意点と使い方のポイント早期服用が鍵:月経開始直前〜開始後すぐ(理想的には痛みが出る前)から定期的に服用(例:6〜8時間ごと、2〜3日間)。 空腹時服用で胃腸障害が出やすいため、胃粘膜保護薬の併用を検討する場合もあります。 NSAIDsで効果不十分、副作用が強い、日常生活への影響が大きい場合は、低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬(LEP:ヤーズなど)や漢方薬(当帰芍薬散など)、子宮内避妊システム(ミレーナ)へのステップアップが推奨されます。 結論として、機能性月経困難症ではプロスタグランジン合成阻害薬(NSAIDs)は科学的根拠がしっかりしており、第一選択として非常に有効な治療法です。症状がつらい場合は早めに婦人科受診して適切な薬剤と服用タイミングを相談することをおすすめします。 とのことですのでdが正解と思います。
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