TOP › 第119回 国試速報掲示板 › C問題 › 119C-47 › 返信先: 119C-47
10年くらい前までは設例のケースは酸素欠乏症であって、CO2中毒ではないと考えられていた。なぜならば、CO2は生理的に不活性なガスだからである。ただし、現在はCO2にも生体への毒性があると考えられ、選択肢dの病名が用いられるようになっている。高濃度のCO2を一挙に吸入すると、肺胞では濃度勾配によって、CO2が肺胞から排出されずに、かえって取り込まれる。CO2はO2の20倍もの速さで血液中に溶け込むので、あっという間に強いアシドーシスになり、これが死因となる。