返信先: 119B-1

TOP 第119回 国試速報掲示板 B問題 119B-1 返信先: 119B-1

作成者 返信
Dr.JP # Posted on 2025年2月8日 at 22:51 修正  削除

正しい組み合わせは a. 鶏眼(うおのめ) です。

他の選択肢については、
b. 色素性母斑は「ほくろ」のこと。
「とびひ」は 伝染性膿痂疹 の俗称
c. 水痘は「水ぼうそう」のこと。
「みずいぼ」は 伝染性軟属腫の俗称
d. 麦粒腫は「ものもらい」のこと。
「そばかす」は 雀卵斑の俗称
e. 風疹は「三日はしか」とも呼ばれるが、一般に「はしか」は 麻疹 のこと。

鶏眼(うおのめ)は、足の裏や指にできる硬い角質の塊で、歩くと痛みを感じることがある皮膚疾患です。原因は 靴の圧迫や摩擦による角質の異常増殖 です。特に合わない靴を履いたり、長時間歩いたりすることでできやすくなります。

では、なぜ「鶏眼」という名前なのでしょうか?
「鶏眼(けいがん)」は 見た目が鶏の目に似ている ことから名付けられました。
鶏眼の中心部には 透明または白っぽい芯(核) があり、それが ニワトリの目(鶏眼) に似ているため、この名前がついたと言われています。

ではなぜ「うおのめ」とも呼ばれるのでしょうか?
「うおのめ(魚の目)」という俗称も、見た目が由来です。
魚の目のように、中央に芯があり、その周りが盛り上がっている ため、昔からこのように呼ばれていました。
特に、芯の部分が白く濁って見えることが、魚の目の白目部分に似ている ことから名付けられたと言われています。

医学的には、見た目がニワトリの目に似ている、俗称では、見た目が魚の目に似ている。
どちらも、見た目の特徴 による名前だったんですね。