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TOP 第119回 国試速報掲示板 A問題 119A-10 返信先: 119A-10

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Dr.JP # Posted on 2025年2月8日 at 17:06 修正  削除

aのSGLT2阻害薬 – 近位尿細管ですね。
SGLT2阻害薬は、近位尿細管でのグルコースの再吸収を抑制し、尿中へのグルコース排泄を促進します。

SGLT2阻害薬は、医師国家試験的には糖尿病の治療薬として知られていますが、近年、美容医療の分野でも注目されています。
SGLT2阻害薬は、腎臓での糖の再吸収を抑制し、尿中に糖を排出することで、1日に約400キロカロリーのエネルギーを消費します。この作用により、体重減少が期待できるとされており、SGLT2阻害薬を用いたダイエット治療もあります。

ただし、SGLT2阻害薬は糖尿病治療薬として承認されており、肥満治療としての使用は保険適応外であるため、自費診療となります。副作用として、尿路感染症や低血糖、脱水、腎機能の低下などが報告されているので、みなさまがもし美容医療に携わったときには、適切な治療計画を立てることが重要です。

他の選択肢を軽く見ていきましょう。

b. 抗アルドステロン薬 – ヘンレの上行脚
抗アルドステロン薬は、遠位尿細管および集合管のミネラルコルチコイド受容体を遮断し、ナトリウムの再吸収とカリウムの排泄を抑制します。ヘンレの上行脚では作用しません。

c. サイアザイド系利尿薬 – 集合管
サイアザイド系利尿薬は、遠位尿細管のナトリウム・クロライド共輸送体を阻害し、ナトリウムの再吸収を抑制します。集合管では作用しません。

d. バソプレシンV2受容体拮抗薬 – 遠位尿細管
バソプレシンV2受容体拮抗薬は、集合管のV2受容体を遮断し、水の再吸収を抑制します。遠位尿細管では作用しません。

e. ループ利尿薬 – ヘンレの下行脚
ループ利尿薬は、ヘンレの上行脚のナトリウム・カリウム・2クロライド共輸送体を阻害し、ナトリウムの再吸収を抑制します。ヘンレの下行脚では作用しません。