MEC国試速報掲示板
TOP
TOP
›
第118回 国試速報掲示板
›
F問題
›
118F-43
›
返信先: 118F-43
編集
ニックネーム
パスワード
【解説】アプローチ ①50歳の女性 ②3か月前から時々頭痛あり ③1か月前から両眼に霧視を自覚 ④バイタルサイン、両眼の前眼部、中間透光体および眼圧に異常なし。 ⑤視力は右0.9 (矯正不能)、左1.0 (矯正不能)。 ⑥眼底所見は両眼とも同様。 画像診断 別冊No. 5の右眼の眼底写真では、視神経乳頭は腫脹し、辺縁は不明瞭である。周囲の静脈拡張、線状出血もみられる。 診断名 うっ血乳頭 a × 乳頭炎の型をとる場合は眼底写真での鑑別は必ずしも容易ではないが、通常は眼痛の自覚があり、視力低下、対光反射異常も顕著である。成人では両眼同時発症は稀である。 b 〇 c × 乳頭腫脹をきたすが、乳頭の色調は通常蒼白で、視力低下や視野障害(多くは水平半盲)が顕著である。フルオレセイン蛍光眼底造影検査における乳頭造影欠損、周囲の脈絡膜造影遅延が診断の決め手となる。 d × 乳頭腫脹は生じない。特徴的な所見は陥凹の局所拡大とそれに対応する網膜神経線維層欠損などである。 e × 虚血部位における網膜の白色混濁が主体である。虚血性視神経症を合併でもしない限り、乳頭腫脹はきたさない。 正解:b
更新