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TOP 第118回 国試速報掲示板 F問題 118F-32 返信先: 118F-32

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ひしみらくる # Posted on 2024年2月4日 at 22:12 修正  削除

【解説】特に断りがない限り、複視とは両眼性複視を指す。よって主原因は眼位異常と眼球運動障害である。

a × 複視はきたさない。
b 〇 肥大眼筋が絞扼性障害を生じることにより複視を自覚する。具体的には下直筋(これが最も多い)が肥大した場合は、上転障害と上方視時の複視をきたす。内直筋(上直筋に次いで多い)では外転障害と外側方視時の複視をきたす。
c 〇 滑車神経支配の上斜筋の主な作用は下転と内方回旋であるため、滑車神経麻痺により下転障害、上下および回旋性複視を生じる。
d × 眼球運動障害は生じない。
e × 交感神経麻痺により患側の発汗減少、瞼板筋麻痺による眼瞼下垂、瞳孔散大筋麻痺による縮瞳をきたす。眼球運動障害は生じない。

正解:b、c