返信先: 118D-53
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匿名 | # Posted on 2024年2月4日 at 22:09 修正 削除 |
e. 病理組織像を見るまでもなく臨床所見から正解にたどり着くことが可能.HE 染色の弱拡大像では,心筋間を分けるように炎症細胞が浸潤している.強拡大像では,くびれた様な核と好酸性の幅広い細胞を有する細胞が浸潤し,写真中心部では多核巨細胞を見る.乾酪壊死は明らかではない.以上から類上皮細胞肉芽腫が想起され,サルコイドーシスを考える.なお,この強拡大像は単に写真を引き伸ばしただけのように見え,解像度が低い(強拡大の意味があまりない).加えて,典型的な類上皮細胞肉芽腫は組織球の結節状浸潤が特徴であり,この写真は典型的な部位が撮影されたとは言い難い.とは言え,実際には多核巨細胞を含む肉芽腫性炎とみなし病理組織学的にサルコイドーシスなどを鑑別に挙げる. |