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第116回 国試速報掲示板
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F問題
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116F-16
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返信先: 116F-16
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a 〇 Mariotte盲点を頂点として、鼻側に20~30°伸ばしたのが Bjerrum領域で、緑内障視神経症による視野障害がこの領域に好発する ため、Bjerrum暗点と呼ばれる。 b 〇 中心暗点がMariotte盲点とつながった状態が盲中心(別名、ラケット状) 暗点で、視神経炎に典型的にみられる視野障害である。 c 〇 下垂体腺腫は下垂体正中部より発生するため、視交叉病変の中では 両耳側半盲を呈する可能性が最も高い。次いで高いのが頭蓋咽頭腫で、 鞍結節髄膜種は両耳側半盲を呈する可能性が最も低い。 d × 視神経乳頭篩状板は眼動脈分枝の短後毛様動脈から支配を受け、その 支配領域は上側、下側に2分されている。したがっていずれかの 支配血管が閉塞すれば理論的には水平半盲を呈することになる。 よってこの視野障害は虚血性視神経症に典型的(実際には他の障害 パターンもありうる)となる。病変の部位にもよるが、加齢黄斑変性で 生じうる視野障害は中心暗点である。 e 〇 暗所で光覚をつかさどる杆体細胞は黄斑中心窩には存在せず、中心から 10~15°の部位に、輪状に最も多く分布する。したがって杆体細胞が 選択的に障害された場合、その部位に該当する視野感度が輪状に 低下することになる。これが輪状暗点で、杆体細胞が優先的に 障害される網膜色素変性に特徴的な視野障害である。 正解:d
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