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TOP 第116回 国試速報掲示板 D問題 116D-26 返信先: 116D-26

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神代カレンチャン # Posted on 2022年2月6日 at 15:30 修正  削除

【解説】
アプローチ 
①39歳の男性
②長時間のトラック運転中に、センターラインが二重に見えることがある
③視力は両眼ともに1.2
④前眼部、眼底に異常を認めない
⑤遮閉試験の結果は左右同様
画像診断 別冊No. 4の遮閉試験を解説する。1の両眼開放ペンライト固視では
     両眼とも角膜反射が瞳孔中央に位置しているため、第1眼位は正位で
     ある。この時点では正位、斜位、あるいは間欠性斜視のいずれかが
     考えられる。2で右眼に遮閉板(余談だが最近は検者からみて眼の
     位置がわかる半透明の遮閉板があり、便利である)を当て遮閉した
     後に、3で遮閉板を外して直後では右角膜反射は瞳孔の鼻側に
     位置しており、それからすばやく右眼が内転する。この結果から、
     外斜位、あるいは間欠性外斜視が考えられる。さらに、第1眼位が
     正位であり、かつ左眼遮閉でも同様な結果が得られたことから、
     外眼筋麻痺などによる非共同斜視(注視方向によって斜視角が
     変化する型)は否定できる。以上より診断は外斜位、あるいは
     間欠性外斜視のいずれかであるが、アプローチ②からは両眼視での
     眼位ずれ(つまり斜視)が時々生じている可能性が極めて高い。
診断名 間欠性外斜視

a × 遠視に起因するのは調節性内斜視である。
b × 麻痺性斜視は否定されるので、頭蓋内病変による動眼神経麻痺は
   考えられない。
c × bを参照。
d 〇
e × 外向きの眼位ずれである。

正解:d