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TOP 第114回 国試速報掲示板 D問題 114D-54 返信先: 114D-54

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神代あすか太鳳似 # Posted on 2020年2月9日 at 14:36 修正  削除

【解説】アプローチ ①67歳の男性
          ②左眼痛および視力低下
          ③7日前に剪定中に木の枝が左眼に当たった
          ④翌日から主訴発現、徐々に悪化
    画像診断 別図No. 24の前眼部写真では、上耳側角膜に膿性沈着物を
         伴った約4 mm大の円形病変がみられる。衛星病巣は
         みられない。毛様充血も著明である。鼻上側の結膜下
         出血は外傷の影響で発症したものかもしれない(出血の
         下方に結膜裂傷を疑わせる白い腺がみられる)。前房は
         深い(したがって角膜穿孔の可能性はない)が、混濁して
         汚い外観を呈している。下側には前房蓄膿がみられるが、
         Behçet病にみられるそれとは異なり平坦な二ボー形成は
         ない。
    診断名 感染性角膜潰瘍(細菌性が最も可能性が高いが、当たった
        のが木の枝のため、真菌性との鑑別も必要である)

a ×  結膜裂傷を生じていた可能性は否定できないが、少なくとも前房蓄膿の
    主因ではない。
b 〇
c ×  前房蓄膿は感染性角膜潰瘍に伴った二次的病変。
d ×
e ×

正解:b