MEC国試速報掲示板
TOP
TOP
›
第114回 国試速報掲示板
›
C問題
›
114C-15
›
返信先: 114C-15
削除
ニックネーム
パスワード
正解はeの螺旋状視野と心因性視力障害の組合せです。心因性視野はaの管状視野も呈します。ではなぜこういう視野になるのか? そもそも視野の検査というのは、中心に視線を固定した状態で、動的ならば 動いてくる、静的ならば点滅する視標を認識の有無を答えさせる検査です。 心因性の患者さんは、この中心固視に対する集中力に大きく変動がみられます。 つまり、固視の集中が散漫だと1つの指標を認識する部位が変動して視感度曲線が得られません(たいてい螺旋状になる)。逆に固視への集中しすぎると、そのあまりに回りが見えなくなってしまい、結果、管状視野を呈します。もちろん、「視野異常」に対応する器質異常は見られません。要するにこれらの視野所見は「視野異常」というよりもむしろ「視野検査への取り組み方に対する異常」といった方がわかりやすいかもしれません。 盲点中心暗点(盲中心暗点という表現は誤り。別名ラケット状暗点)は緑内障ではなく、視神経炎などにみられるものです。 緑内障で特徴的なのはBjerrum暗点(過去問では「傍中心暗点」で正解選択肢になったことがあります)や鼻側階段です。 同名半盲は原則、視交叉よりも中枢側の視路障害にみられます。 黄斑疾患は視野異常で見られるとすれば中心暗点です。 正解: e
削除