若年男性の初回喫煙に伴う咳嗽、酸素化不良。
身体診察では原因が肺間質にある可能性が示唆されます。
CTで両側性びまん性の陰影あり、区域を超えており、小葉間隔壁肥厚を伴うこと、病歴から急性好酸球性肺炎（AEP）が鑑別の上位となります。このため気管支鏡検査を施行し、AEPとして矛盾のない結果となりました。
診断 急性好酸球性肺炎　　　
回答はa

慢性好酸球性肺炎と対比した選択肢で構成されています。
a　慢性好酸球性肺炎では気管支喘息の合併が多い
c 慢性好酸球性肺炎との鑑別が問題となる症例もあり、この所見が鑑別点となることもあります。
d 慢性好酸球性肺炎ではしばしば再発を経験します
e 急性、慢性を問わず一般的に好酸球性肺炎に対するステロイドの反応性は良好です