返信先: 114A-17

TOP 第114回 国試速報掲示板 A問題 114A-17 返信先: 114A-17

作成者 返信
RYS # Posted on 2020年2月11日 at 18:19 修正  削除

これは割れるだろうし正答率は低いだろうけど、正解はbだと思います。
日本耳鼻咽喉科学会の小児への人工内耳への適応のページには、

手術年齢
A)適応年齢は原則1歳以上(体重8kg以上)とする。上記適応条件を満たした上で、症例によって適切な手術時期を決定する。
B)言語習得期以後の失聴例では、補聴器の効果が十分でない高度難聴であることが確認された後には、獲得した言語を保持し失わないために早期に人工内耳を検討することが望ましい。

聴力、補聴効果と療育
A)各種の聴力検査の上、以下のいずれかに該当する場合。
裸耳での聴力検査で平均聴力レベルが90 dB以上。
上記の条件が確認できない場合、6カ月以上の最適な補聴器装用を行った上で、装用下の平均聴力レベルが45dBよりも改善しない場合。
上記の条件が確認できない場合、6カ月以上の最適な補聴器装用を行った上で、装用下の最高語音明瞭度が50%未満の場合。

との記載があります。
したがってこの時点での説明としては補聴器装用が正しいのでは。
6ヶ月装用して改善なければ(本問の場合は生後8ヶ月で)人工内耳埋込を予定する、という流れが自然やと思います。