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第112回 国試速報掲示板
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E問題
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112E-42
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返信先: 112E-42
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舌根沈下による気道確保であれば、経口エアウェイを選択すべきでしょう。経鼻エアウェイは咽頭下部に気道を確保する場合に使用するものであり、舌根沈下に対する気道確保という意味では不十分なツールです。さらに、経鼻エアウェイは痛みを伴うため、さらなる血圧上昇を来たして脳出血を増悪する可能性があり、このケースでは推奨されません。抗凝固療法下の脳出血では、さらなる出血の進展からただちに呼吸停止も予測される状況です。来院時に呼吸数10/minしかなく、さらに呼吸状態が悪化してきたというのであれば、迷わず経口気管挿管すべきでしょう。その場合、意識があれば、鎮静をかけてという事もあると思います。もちろん経鼻エアウェイも、鎮静をかければ痛みによる血圧上昇を避けることができますが、それによる呼吸抑制には直ちに対応できませんね。
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