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第111回 国試速報掲示板
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D問題
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111D-18
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返信先: 111D-18
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解答a,d,e 治療は保存的治療と手術療法があり,通常第一選択は保存的治療である.乳び胸の症状は大量の胸水貯留による症状以外は比較的無症状であり,乳びの流出による蛋白,脂肪の低下,脂溶性ビタミンの欠乏,リンパ球喪失による血中リンパ球の減少などの代謝,免疫機能の低下が大きな問題となる.そのため乳び流量を減少させる目的で,脂肪制限食で胸管の流量を増加させる長鎖脂肪酸の摂取を抑制し,中鎖脂肪酸(medium-chain triglyceride;MCT)を投与する。MCT はC8-10の脂肪酸で,腸管内に摂取されたもののほとんどが胸管を介さず,直接門脈系より生体内に取り込まれる.よって不足する脂質の補充が可能となり,胸管の流量が減り胸管の破綻部が修復されやすくなる。胸腔穿刺あるいは持続ドレナージによる乳びの排出とともに癒着促進のため薬剤の胸腔内注入が試みられている。 症例報告論文ですいませんが http://www.jrs.or.jp/quicklink/journal/nopass_pdf/045100804j.pdf
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