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TOP 第110回 国試速報掲示板 I問題 110I-62 返信先: 110I-62

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sr # Posted on 2016年2月10日 at 22:09 修正  削除

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まずこれは上皮内癌(Adeoncarcionma in situ)です。
好塩基性胞体と異型に乏しい核からなる頚管腺が散在していますが、密度は低く、線維筋性間質が介在しています。即ち、ほとんどが非腫瘍性腺管と考えられます。ただ、一部の腺管において、異型腫大核が偽重層化を呈し、配列の乱れを伴っており、腫瘍性変化が疑われます。その腫瘍性腺管が拡大して示されており、やはり極性の喪失した類円形腫大核が密度高く増殖しており、腫瘍性変化が考えられます。
ただ、それら腫瘍性腺管も腺管の既存の形態は保たれており、基底膜の穿破はなく、in situ病変です。また、腺管の密度の低さや、非腫瘍性腺管の介在も、間質浸潤の無いことを裏付けます。

以上よりAIS of the uterine cervix, biopsy.が診断となり、まずはガイドライン上、円錐切除の適応となります。そのあとやはりAISとわかれば、単純子宮全摘の適応です。

http://jsgo.or.jp/guideline/img/keigan2011-02.pdf