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TOP 第110回 国試速報掲示板 G問題 110G-66 返信先: 110G-66

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K # Posted on 2016年2月8日 at 18:51 修正  削除

PCI術後は

ベタメタルステントの場合=再狭窄
薬剤溶出性ステントの場合=ステント血栓症
あるいは心筋梗塞後遺症・虚血性心筋症による慢性心不全が急性増悪したパターンが考えられると思います。

の合併症が一般的であるので、まずは術後治療のDAPT(アスピリン+チクロピジン)やループ利尿薬のコンプライアンス不良を考え、dを選びました。
国試もとうとうここまで聞いてくるものかと試験中にとても驚きました。

国試はDAPTはまだクロピドグレル+アスピリンではなく、アスピリン+チクロピジンで出題するんですね。。。

来年以降に国試を受ける方は、ベアメタルステントと薬剤溶出性ステント(第1世代・第2世代)で合併症が異なりますので、一応軽くでも違いを抑えておきましょう。
再拡張をするのか血栓の治療をするのかで両者の治療は根本的にことなりますので。
次は治療選択が問われるかもしれませんしね