返信先: 107I-54

TOP 第107回 国試速報掲示板 I問題 107I-54 返信先: 107I-54

作成者 返信
J # Posted on 2013年4月1日 at 17:59 修正  削除

TOFでは、生後数ヶ月ではチアノーゼも軽度であることが多く、肺血流増加および肺血管の発育を待って、1~3歳に心内修復術(VSD閉鎖+右室流出路形成)を行うのが目標になります。新生児期からチアノーゼが高度である場合や頻回の無酸素発作がみられる場合あるいは肺動脈閉鎖が合併する場合では、肺血流増加と肺血管の発育を促すため緊急手術(Blalock-Taussig手術)が必要となることがありますが、この症例では特にこのような症状はみられていませんから、eが正解となります。
肺動脈閉鎖がある場合ではPDAなどの肺血流を維持する側副血管の存在が必須となりますが、その場合にはPDE投与はすでに行われているはずです。