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TOP 第107回 国試速報掲示板 I問題 107I-44 返信先: 107I-44

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J # Posted on 2013年4月1日 at 06:10 修正  削除

bが正解。本問の症例はTourette障害(Gilles de la Tourette症候群)。
チック障害:
不随意的、突発的、急速、反復性、非律動的、常同的な運動、あるいは発声が4週間以上持続。病因は遺伝素因、大脳基底核の機能的偏り、神経伝達物質など。
学童期発症が多く、男児に多い。精神発達、脳波は正常。睡眠中には認められない。短時間なら随意的に抑制できる。
 ・運動チック: 瞬目、首振りが多く、他に、肩をすくめる、など。
 ・音声チック: 咳ばらいが多く、他に、反響言語、反復言語、汚言、など。
分類:
①一過性チック障害: 1年以内に消失。大部分を占める。
②慢性運動性または音声チック障害: 1年以上続く。運動性チックまたは音声チックのいずれかを有する。
③Tourette障害: 1年以上続く。運動性チック、音声チックの両方を有する。青年期までに消失するものも多いが、一部は成人になっても持続。